ぼくは財布を4つ持っています。
1.ぼく個人の財布
2.不動産投資専用の財布
3.プライベートカンパニーの財布
4.家計の財布
です。
それぞれを説明すると・・・
1のぼく個人の財布というのは、結婚するまで貯めていた預金や投資信託で運用しているぼく個人の資産のことです。
夫婦や家族共通の資産ではないので、ぼくの独断で処分することができます。
2の不動産投資専用の財布というのは、不動産投資専用に使っている銀行口座のこと。
家賃収入や管理費、修繕費や税金など、不動産投資に関係する入出金を1つの口座で管理しています。
1の個人の財布と一緒にしてしまうと、不動産投資でどのくらい儲けが出たのか損をしたのかわからなくなるので分けています。
ぼくは法人も作って不動産賃貸業をしているのですが、この法人のお金が3のプライベートカンパニーの財布です。
2と3は同じ不動産投資ですが、2は個人事業で3は法人ということです。
4は家族共通の入出金を管理する財布です。
「複数の財布」と述べましたが、実際に財布の現物を差しているわけではありません(笑
このように財布が複数あると、状況にあわせて使い分けができて便利なんですよ。
たとえば、パソコンやスマホが壊れて買い替えるとします。
サラリーマンで個人の財布しかない人は、その財布から支払うしかありません。
所得税が引かれたあとの可処分所得から支払うしかないわけです。
しかし、財布を複数持っている人は、どの財布からお金を出すか選ぶことができます。
どの財布から払っても同じでは?
実はそうではないんです。
不動産投資(個人事業)にしても法人にしても、パソコンやスマホを買えば経費になります。
なので、不動産投資で利益が多く出そう(税金がたくさん発生しそう)ということなら、不動産投資のほうの経費にすることができます。
法人のほうで利益が多く出そうなら、法人の経費にすることもできます。
経費が増えれば利益が減るので税金が安くなるというわけです。
物件の現地調査のために遠出をしたとします。
その不動産を個人としても法人としても買う可能性があるので、交通費や宿泊費はどちらの経費にしても大丈夫です。
会食費にしてもそうです。
普通に友達と飲みに行ったらポケットマネーで払いますよね。
でも、不動産投資のために誰かと食事をしたら、それは個人事業にも法人にも通じるので、どちらの経費にもできます。
経費になる=税金が安くなる=手残りが増える
「物件の1つが減価償却が終わったから、今期はちょっと利益が出そうだな」
そんなとき、経費をまわして一方の利益を抑える。
複数の財布を持っていると、そんなことができるのです。
冒頭で、「ぼくは4つの財布を持っています」と述べましたが、正確には3つですね。
4つ目の財布は奥さんが管理しているので、ぼくは手出しできません(笑
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